18歳女 「変わりたい」声に出し新たな視点をGET

私は今年大学に入学したばかりの女子大生です。
今まで私の趣味といえば読書や漫画、映画鑑賞など受動的でインドアなものばかりでした。
大学に入学して新たな環境に足を踏み入れるということで、新しいことに挑戦してみたくなった私はアウトドアに興味を持ちました。
大学入学したての頃、親しくなった友人全員に「キャンプに行ってみたいんだ」と触れ回っていました。
親しくなったばかりの人からキャンプをしようなんて言われても実行に移してくれるひとはいません。
しかし、入学して1か月程たった頃、キャンプに行きたいと伝えた友人の一人(以下、A子とする)から「一緒にキャンプしないか」と誘われたのです。私はまさかこんなに早く願望が叶うとは思っていなかったので、とてもうれしかったのを覚えています。それと同時に「なんでも言ってみるもんだなぁ」と感じました。
ランティアの一環で、子どもたちと数日間自然に囲まれながらキャンプをして子どもたちの主体性を育めるようサポートするというものだった。私はてっきりA子と二人でのんびりキャンプをすると思っていたのでボランティアと聞いて少し拍子抜けしましたが、「やったことのないキャンプができてしかも謝礼ももらえるなんて最高だ」と思い結局参加することにしました。
キャンプ当日、小学1年生から6年生までたくさんの子どもたちと顔を合わせました。キャンプ中は子どもたちと大声で歌を歌ったり、お風呂に入ったり、カレーを作ったり、テントを立てたり、様々なことを体験しました。中には言うことを聞いてくれない子がいたり、目を離したらすぐどこかへ行ってしまう子もいたり、一筋縄ではいかないこともたくさんありましたが、子どもと一人一人、目線を合わせ話をしてみるとみんないい子でした。悪いことをした子に悪いことをした理由を聞いてみるとちゃんとした理由を話してくれたり、大人にはない感性でものを見ていたり、サポート役として参加したのに逆に学ばされることの方が多かったのです。
数日間のキャンプも終わりに近づきもうすぐで子どもたちとお別れ、というとき、子どもたちから満面の笑みで「楽しかった。○○(私)ありがとう!」と言われました。私はこの言葉を聞いてすごくうれしくて涙が出そうになりました。いや、出ました。
最初、軽い気持ちで言った「キャンプに行きたい」からこんなにも貴重な経験ができるなんて想像もしていませんでした。普段子どもと触れ合うことなんてないので今回のキャンプで子どもたちと一緒に生活して、子どもならではの視点に気づくことができ、このキャンプを紹介してくれたA子には感謝してもしきれません。
私が目指している職業上、子どもと触れ合うという場面が必ず出てくるので、この経験を活かして次につなげていこうと思います。
 
後悔していることといえば、もっと早く行動に移していれば自分の視野をもっと早くから広げることができたんだろうなと思います。

最後にこれを読んでくださった方へ。変わりたいと思ったら、何かをやりたいと思ったら、すぐに口に出してみましょう。思わぬところで実現するかもしれません。